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2023年最新|住宅ローン控除は中古物件やリフォームに使える?

2023.07.12

住宅ローンを組んでマイホームを購入すると、一定の期間、所得税の一部が控除される「住宅ローン控除」が適用されることはご存知かと思います。

では、新築住宅以外に「中古物件でも適用されるのか?」「リフォーム費用でも適用されるのか?」疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

住宅ローン控除制度は2022年の税制改正により、利用できる要件や控除期間・上限額などが大幅に変更されました。

今回の記事では、2023年現在、中古住宅で控除を利用するための要件等について解説します。


まずは結論から
住宅であれば一戸建てでもマンションでも、新築・中古の別を問わず利用できます。
また、工事費が100万円以上のリフォーム(リノベーション)も対象となります。

☑︎控除される期間と金額

2022年度の税制改正によって、住宅ローン控除制度の内容も大きく変化しました。
ポイントは、控除期間、控除率、住宅ローンの借入限度額です。
改正によって以下のように変更されました。


もう一つのポイントは、認定長期優良住宅(長期優良住宅)など「質の高い住宅」への優遇の拡充です。
控除期間・控除率は変わりませんが、借入限度額が住宅の質に応じて変わります。

まず、新築または再販の場合。

⚪︎認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅の認定住宅)は上限5000万円
⚪︎ZEH水準省エネ住宅(断熱性と省エネ量がZEHの⚪︎基準を満たす住宅)は上限4500万円
⚪︎省エネ基準適合住宅は上限4000万円

つぎに、中古・リフォームの場合。

⚪︎上記「質の高い住宅」は上限3000万円

なお、上記はすべて2022年度~2023年度の制度設計です。

☑︎控除を受けるための要件

住宅ローン減税を受けるためには、定められた要件を満たす必要があります。



中古住宅の場合、さらに「新耐震基準に適合していること」が要件に加わります。
具体的には、1982年1月1日以降に建築された物件(登記簿上の建築日付)が当てはまります。

なお、1981年以前に建築された物件でも、耐震診断を受けて「新耐震並みの耐震性がある」と認められた場合、控除を受けることができます。



住まいは一生に一度の高価な買い物ですから、できる限りお得に手に入れたいもの。物件探しも大事ですが、税制優遇や補助金を活用することもまた重要です。


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